たこ焼きと旅とアートの地獄絵図。

私はただ好きな人と一緒にいたかっただけの女でした。

 

 

私の大学生活

思えば高3の時好きな人と一緒にいたくて

目指した大学だった。

 

 

入学してから1年間

学食、飲み会、彼氏、始発帰り、バイトっていう

超絶模範的な大学生を満喫して

毎日があまりにも無意味で

あまりにも楽しすぎて

 

ああこれが田舎娘の私が

大嫌いな田舎を飛び出して

やりたかったことだ〜!!

 

って思った。

 

そして1年の終わりに突然

訪れた人生初の失恋。

 

その時、全てに燃え尽きたような

 

私に残るものは何もなくて

私は何のために生きてきたのか

これからどうすれば良いのか分からなくて

 

とりあえずどこか遠い街にでも

行ってみる事にした。

 

 

まず、お金を貯めたかったから

たこ焼き屋で住み込して貯金した。

 

 

とりあえずそこからの半年で

カンボジアとタイとカナダに行ってみた。

 

 

 

そしたらなんかもっといけんじゃないかって

思って、なんかもう主旨変わってきてるけど

世界旅してやろうと思った。

 

 

 

 

もはやどうして旅に出る事になったのかも忘れ

とにかく世界中のいろんな人と話がしたくなって

 

 

3年の夏には英語の勉強するため
地中海のマルタ共和国行った。

 

 


空と海が綺麗すぎて地中海ボーイがイケメンすぎて

 

もはやどうしてマルタに来たかも忘れ
一週間で同棲生活を始めた。

 

 

 

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そこで日本女子と騙し合いのバトルを繰り広げたり

友達と毎日ビーチ行ったり

各国のご飯を恵んでもらったり。

 

だけど結局日本に帰る時が来て一夏の恋も終わる。

綺麗な海とも世界のお食事食べ放題もお別れ。

 

 

 


日本に帰国。

 

安心して帰れるはずの自分の家は

ちょっと色〜んな裏社会の事情によってもうなかった。

 

 

そしてグローバル女子はただのガン黒ホームレス女子大生となり

様々な友人の家にころがりこむ生活。

 


帰国してからもガン黒ホームレス女子大生

はしばらく一夏の恋を引きづり

中東で暮らす彼と遠距離恋愛しながら

的屋でカステラ職人を目指した。

 

 焼いてる間お客さんと喋れるし

意外と手先が器用な私だから天職だと思った。

カステラなら彼と結婚して移住した後も商売できると思った。

 

 

だけど中東情勢がどんどん悪化して

彼の国ではたくさんの悲しい事件が起きていた。

日本人が巻き込まれた事件もあった。

 

カステラ職人見習いは(ホームレスとはいえど)

もう便利で安全な日本から離れたくなっていた。

 

 

 

 

 

その頃カステラ職人見習いは夜は銀座のクラブで働きながら
お金を稼いでいた。ホームレスホステスは

お客さんから「家なき子」というあだ名で呼ばれた。

源氏名家なき子のホステスとか中央区の奇跡だろ

 

 

 

 

家なき子ホステスはもう何もかもいやになった

 

実家帰る!!!

 

 

 

 

 

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クッソ!!

 

田んぼ!!

 

 

 

 

広いと思ったはずの世界が狭くなってゆく。

 

 

 


しかし一ヶ月後、再び田舎に嫌気がさして

 

気分転換に始めたシェアハウス生活。

 

 

6月にクリスマスパーティーやってみたり

ちょいちょい時空が歪む家だった。

 

世界3周してた人とかクイズ王とかが平気でその辺にいて

 

東京には頭のおかしな大人がたくさんいる事が分かった。

 

 

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東京生活が再開して
そのシェアハウスが解散になったり大学に反省文書いたり

まあ定期的にトラブルは起きるけど、

だけど毎日楽しいのだ!家がある!周りに人がいる!

 

家の一階に893さんはいないし

帰る家がない事を心配しなくて良いし

半径100mに人がいない場所に片道2時間かけて帰る

必要もないのだと。

 

 

素晴らしい。久しぶりに楽しく暮らせてる。

戻った。平穏で充実した生活!!

 

 

 

ただし、

 

この前、いつかの約束を持ち出して

プロポーズしてくれた彼は私の返事を聞く前に

 

「だけど日奈子はもう生きてる世界が違うね。

もっとビッグな男になるから心の片隅に覚えておいて!」

 

と行って去って行き、

 

 

中東の彼は兵役に行くと昨日連絡があった

帰ってきたら私と暮らせると言ってた。

 

 彼の国では兵役が終わらないと結婚できないからね。

  

ん?これまだ付き合ってる感じ...?

 

なんか気になる部分もあったけど

 

彼が兵役についている間にどうか危険な事に

ならないようにと今はただそれだけ祈る。

 

兵役が終わって中東情勢が落ち着いたら会いに行こうと思う。

 

色々こじらせそうだけど。

 

 

 

 

 

 

いや、なにこれ。

 

 

 

 

やっべえやつじゃん。

 元彼引いてんじゃん、

片や、兵役いってしまうし。

 

 

とんだ大学生活だった。

 

 

 

美術の専門学校行こうと思ってたのに

うっかり流されて四年生大学入っちゃった

 

あの時の私はどこに行った。


1人アメリカ西海岸でこんな事を

考える時間。